省略した情報の代価を求める。
観測結果をまとめれば、インターフェースは簡潔になります。しかし、その後に必要な証拠取得まで軽くなるとは限りません。ChoiceProofは、観測元の故障を含む有限モデルで、情報の簡略化が最適な検証費用をどう変えるかを研究しました。
判断に必要な区別を保っても、検証費用まで保てるとは限りません。
費用を保つ
情報をまとめても、最適な検証費用が変わらない場合があります。
追加の費用が生じる
検証は完了できても、判断に必要な追加照会が増える場合があります。
必要な区別が失われる
元の情報では区別できた実行を見分けられず、検証を完了できなくなる場合があります。
本研究では、対象モデルでの費用増加を、最悪時の倍率として厳密に特徴づけました。費用の上界と、その上界に一致する構成を示し、保証の精度を確定しています。倍率の結果には、最適化処理から分離した検査器で確認できる証明書を用意しました。
さらに、利用可能な観測手段と価格を固定した対象モデルでは、検証の途中で候補が絞られた後も、情報の簡略化が最適費用を保つための条件を導きました。最初の入力だけでなく、その後に続く判断まで含めて情報の価値を扱います。
この結果は、インターフェースを簡略化する際に、残すべき情報と、その選択が将来の証拠取得に与える費用を、あわせて設計するために役立ちます。